06/10 ラジオ深夜便に鈴木さんが
今朝、というより未明、NHKラジオのラジオ深夜便・アジア・リポートのコーナーでで鈴木靖峯さんが電話出演していました。 聞かれた方はありますか?ヒロさん、アユさんは?10日午前0時30分ごろから10分間ほどでした。このコーナーはアジア各国に住む人と電話で話す番組のようで、鈴木さんの前にはマレーシアのボルネオでレストランを開いている日本人女性が話していました。
鈴木さんは、バリ、とりわけウブドの魅力と、1970年代後半から80年代初めにかけて、ウブドに住み着くようになったいきさつ、ウブドの子どもたちとのふれあい、子どもたちの絵画コンテスト、凧揚げ大会、そしてウブドの王様との交流など永年のウブド暮らしの様子に触れ、ウブドのよさをアピールしていました。
これからも続くようですので、次回の放送日は、私がウブドに帰ってから皆さんにお知らせしますので、ぜひ聞いてあげてください。
ドイツでのサッカーWCを目前にした番組で、平常の番組を変更してWC中継が始まる様子に、〝狂騒〟をあおる〝狂騒〟とは無縁の私は、さっさと、おやすみ、をしました。
このところ、これに限らず、日本の国には、〝狂騒〟が、あふれていませんか。それっと右へならえで、とんでもないところへ行ってしまったわずか7,80年前の〝狂騒〟、そしてその後も何度か同じ騒ぎを経験しているんですがね。 〝狂騒〟の陰で、トラが松坂に、またまた手もなくひねられた、うっぷんが、ここへ出てしまいました。(謝)
06/20 ウブドへ帰ります
皆さん、Villa Bintang Ubudの光森史孝です。 明日、21日、ウブドへ帰ります。といっても、ビザ取得の関係で、シンガポールへいったん入って、取得後、実際にウブドへ着くのは、22日です。 うちのカミサンは、乗馬の恩師が兵庫国体に出場し、優勝を狙うため、その応援で10月末まで滞在、その間、私は単身です。5月のGW最中に日本へ来て、40日余りの滞在期間中、私は、〝バリ・ウブド広め隊員〟として、フル回転しました。お出会いして、お話した方を数えてみると、250人を超しています。 東京、神戸のオフ会、IT関係で兵庫ニューメディア推進協議会や阪神・淡路マルチメディア産業交流会の総会と懇親会、そのOB「Mnet会」の例会、関係者とウブドを語る会、インフォメーション・テクノロジー関西の月例会、まちづくり研究所の総会、某市のコミュニティセンター運営審議会総会、神戸空襲の戦跡ウォーク、元の会社のOB会、定年退職を迎えた仲間を囲む会・・・・。 そうそう、神戸のオフ会の幹事役を勤めてくれた大雲未央さんの神戸の結婚披露宴もありました。そして最後は、ビラ・ビンタンのスポンサー仲間の5家族と、有馬温泉で、ゆっくり湯に浸かって、過ごしました。
なんで、そんなに忙しい思いをして、駆け回るんや-と笑われました。 確かに、ウブドで、のんびり昼寝をしている人が、急にばたばたと東へ、西へ、あほかいなという感じですね。ただ、バリ島とりわけウブドのよさを少しでも多くの人と共有したかったんですけどね。 同じような思いでおられるガムラン奏者の皆川厚一さんはじめ、多くの方との出会いが持てたのも、今回の大きな喜びでした。
その間、多くの方々から、ジャワ地震の心配をしていただき、バリ島は幸い、なんの影響もありませんでした、大丈夫です、と伝えました。 神戸のオフ会では、ウブドからジャワへ出掛け、ボランティア活動している人の話をしたところ、36,000円のカンパをいただき、持参します。 この話はウブドへ帰って改めて書きますので、またご協力をよろしくお願いします。
〝広め隊員〟の話に多くの方が共感、関心を寄せてくださり、再訪、あるいは初めてだが、必ず行くので、ウブドで会おうと約束をいただきました。 いろんな話をしているうち、バリ島とりわけウブドの文化・芸能やコミュニティーのあり様など、単なるビーチ・リゾートではなく、その奥の深さに改めて興味をそそられた-と言って下さる方が多かったのは〝広め隊員〟として、何よりの喜びでした。
これからも、このウブド村暮らし通信を通じて、広め隊のネットワークが、さらに広がるよう、努力しますので、また、お付き合いをよろしくお願いします。
06/23 ウブドへ帰りました
皆さん、Villa Bintang Ubudの光森史孝です。昨夜、シンガポール経由で、無事、ウブドへ帰りました。バリは、いつもと変わらず、静かに迎えてくれました。昨日まで、ここ1週間ほど、日本の梅雨に呼応したように雨続きで、うっとうしかったようですが、今日は、よく晴れています。
少し戻りますが、シンガポールのホテルで、インド系のおじさんに、「インドネシア人か?」と問われました。「いや日本人。だけどインドネシアに住んでいる」と答えると、「いやー、失礼。あっはっは・・」と笑って、行ってしまいました。 やっぱり似てきているんですねえ。今回の時間待ちは、明治屋スーパーで過ごしました。やはり日本人の姿が多く、スタバで隣り合わせた3人組の女性は駐在員の奥さんとかで、しっかり〝バリ・ウブド広め隊員〟をやってきました。 先日、バリへ行ったばかり、次は、ぜひウブドに宿泊したいとのことで、意を強くしました。
それにしてもシンガポールの雷もすごいですね。午前4時過ぎ、どーんという音で飛び起きました。パリ、パリパリパリという感じで、5,6回、近くを、通り過ぎてゆきました。 外は雨も降っていないのに、です。
最近、シンガポールは高校生の修学旅行が多いようですね。行きの飛行機は一緒。帰りの空港でも見かけました。
さて、ウブド、ビラ・ビンタンの前の田は水を張って、田植えを待つばかりです。今の時期、デンパサールで、アート・フェスティバルが開かれています。 これからプログラムをじっくり眺めて、面白そうなのを選んで出掛けてみようと思っています。
そうそう、変化は、皆さんご存知のニョマンさんに長男が誕生しました。 1週間ほど前の誕生で母子ともに元気、名前はイ・プトゥ・サトゥリア・アディ・グナちゃんです。 ニョマンさんは、えへへへ・・・と、顔をくしゃくしゃにしています。
皆川さん、西田さん、渡部さん、柏井さん、阿部さん、中島さん、石井さん、橋本さん、藤井さん、皆さん、お便り、ありがとうございました。 そして岡本さん、オフ会の写真、ありがとうございました。
06/26 バリのアート・フェスティバル
バリ芸能の集大成ともいわれるアート・フェスティバル(バリ州主催)が6月17日からデンパサールのアート・センターで始まっていますが、昨夜、日本人女性グループのティンクリット演奏やバリ舞踊とジェゴグの本家・スウェントラさん率いるスアール・アグン楽団のコラボレーションを見に行ってきました。日本人会女性部(盛素影ワフュディ団長)のグループ「グランタン」の演奏とデンパサールにある芸術大学舞踊専攻科の日本人留学生の踊りとジェゴグのコラボということで、招待状を持っている鈴木靖峯さんとボンさんの3人で出掛けたのですが、少し遅れて500人ほど収容の会場へ着くと、既に立ち見も出て、ぎっしりの超満員。
前方の招待席に日本人会の役員、総領事館員らの姿、そして欧米人の姿がちらほら見えるだけで、ほとんどはバリの人たち。 かきわけて前へ出ると、真正面、一番前の特等席、領事の横に何とか空席があり、遠慮せず座り込みました。
舞台を仕切っているのは、やっぱりスウェントラさん。さすがのショーマンシップで会場を沸かせながら演奏を盛り上げていきます。 女性8人の演奏は年季が入ったもの。プロのジェゴグにひけをとらずに堂々とたたいていました。留学生たちの踊りも、目の動き、首振り、指、腰のしなり、足運びと、なかなかのテクニックでした。 「少し太目が気になりますね」とは、陰の声。ジョゲッ・ブンブンが始まると、なぜか、私が真っ先に扇で招かれ、舞台へ引っ張り上げられ、お恥ずかしい踊りを皆様にご披露、大汗をかいてしまいました。 「また有名人になりましたね」と鈴木さんやボンさんに冷やかされっぱなしです。
クライマックスは、スウェントラさんのあおりに乗って、両グループにジャワ島ソロから招かれた楽団が加わり、会場も一体になっての盛り上がりでした。さすがバリの人たちはノリがいいと感嘆しました。
このフェスティバル、今年で28回目。オープニング・パレードにはインドネシア大統領も参加する一大イベントで、7月15日まで、バリ島内の伝統芸能はもちろん、国内各地、韓国、パプア、台湾、カナダなど世界各地から芸能グループが出演し、日本からは先週日曜日、高知ヨサコイ集団が踊り、7月11日には日本舞踊公演もあるようです。 毎夜、これらの公演があり、会場では伝統工芸の展示会も開かれています。
4年前、神戸の和太鼓のグループが、ここに出演した後、ブントゥユン村を訪れ、ジェゴグのグループと競演、ブントゥユン村のメンバーが上半身裸で大太鼓を打つ様子に触発されて、大筒の竹を縦に並べて上半身裸でたたく演奏を作り出したことは、既に報告しましたね。
スウェントラさんとスアラ・アグンは今年8月、西宮市にある兵庫県芸術文化センターで日本公演をするという情報は、既に通信で流してもらっていましたね。お楽しみに。
06/27 ブントゥユン村へのオダラン
ウブドが寒い!?といっても、Tシャツ1枚の世界での話ですが・・・・ 日本は梅雨が本格化しているようですが、バリも、このところ曇天続きで、気温が上がりません。早朝は20度、昼間は25度、日が落ちると22度くらいの温度が続いています。夜は毛布をかぶって寝ています。 中には、長袖、靴下履きで寝るという人もいます。昼間に時々、前庭の芝生でクロと日向ぼっこをしています。そんな中、ビラ・ビンタンの周辺の田んぼで一斉に田植えが始まりました。こちらは早乙女ではなくて、二十歳前後のお兄ちゃんやおじさん、おばさんの仕事。手植えで1枚の田に、あっというまに苗を植えつけていきます。
そして、ブントゥユン村のプラ・ダラムのオダランが今日から始まりました。 昨日、お寺へ、ビラ・ビンタンからのお供えを持って、お参りに行ってきました。お供えは、お祭りに必要な米、コーヒー、線香などと少しばかりのお金です。 ウブドの王家や近隣の村の僧たちからもお供えが届けられ、返礼にラワールとご飯などを、村の若者たちが届けに行きます。
お寺では、村中総出で、お祭りの準備に大忙しです。集会場では、村役さんが村の男性を集めてマイクで任務の割り当てをしています。 接待用のラワールづくり、祠や石像の飾り付け、掃除などなど、仕事はいっぱいあり、男たちの役割です。女性たちは椰子やバナナ、花で飾るお供えづくり。 それぞれに働き、夕方になると、いよいよ祭り本番に備えて、ご神体の清めに近くの川へ出掛けました。大きなお祭りの際には、村を上げて海岸へ出掛け、清めの儀式を行いますが、今回は近場で済ませました。
今日からが祭り本番。村中の人や近隣の王家、有力者などが集まって、一斉にお祈りをするのが、明日、明後日と続き、最終日の30日には、ウブド、タマン、クトゥなど近隣の村のバロンが集合し、深夜まで賑やかな芸能の奉納が行われます。
話は変わりますが、ビラ・ビンタンの名義人で社長のワヤン・スワティさんがバイク事故でケガをしました。旦那のパトリックさんが運転して二人乗りで、昨日夕方、近くのお寺へお参りに行く途中、サロンが車輪に巻き込まれ、放り出されて転倒、左肩と顔面に打撲、擦過傷を負いギアニャールの病院に入院しました。 幸い大きなケガでなくて、念のため入院していますが、すぐ退院できそうです。バイクから放り出された際、下半身裸になり、パトリックさんが大あわてで自分のサロンで覆ったと報告を聞き、大笑いしたのもケガが軽かったからです。 サロンの巻き込み事故、バリ島ならではですが、結構、多くて、女性は要注意です。