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2006年1月「ウブド村暮らし通信」

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01/01 ウブドでカウントダウン

 皆さん、Villa Bintang Ubudの光森史孝です。
 Selamat Tahun Baru 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 私は日本にいると、大晦日は紅白歌合戦を、ちらちら見て除夜の鐘を聞いて、近所の神社へ初詣といったところですが、皆さんは、いかがですか?
 昨夜、こちらでは、カウント・ダウン・パーティーをやりました。はじめはロングステイのおじさんたち3,4人が集まって「ここでは特に何もないし年越しの一杯飲み会でもやろうか」という話だったのですが、だんだん広がって、ブントゥユン村のジェゴグ・ティンクリッの「ダマル・スンティル」グループのメンバーも一緒にやろうということになり、総勢50人余りのパーティーになりました。 ロングステイや短期宿泊の日本人が15人、ジェゴグのメンバーが20人余り、スタッフや子どもたち15人余りという内訳です。場所はビラ・ビンタンの新装なったミーティング・ルームと前庭。
 料理はジンバランで仕入れてきたタイとカツオの丸焼き、いつもの私の〝手抜きうどん〟のすき焼き風味煮込み、ドジョウのかりかり揚げなど。飲み物は椰子のアラックと米の酒ブルムにオレンジを絞ったカクテルを10リットル、日本酒、焼酎、ビールなど。 いずれも、たっぷりのボリュームでした。  午後から土砂降りの雨がやまず、開催が危ぶまれたのですが、ブントゥユン村の面々が手製のテントや割れ門で飾ってくれて、午後7時半には定刻通り乾杯で始まりました。ジェゴグ・ティンクリッの演奏、ジョゲッブンブンなどで盛り上がり、気がつくと、いつものように芝生に敷いたござの上に車座で座り込み、ケチャが始まっていました。そして4時間半。全員で「サヨウナラ、サヨウナラ2005年」を合唱しているうちに2006年に。 新年を祝うジェゴグ・ティンクリッの曲が演奏され、あちこちで「スラマッ」のあいさつと握手、ハグハグが展開され、めでたく宴は幕となりました。
 この夜、ウブドの王宮前の集会所など、いくつかの場所でカウント・ダウンが行われたらしく、遅くまで風に乗って音楽が聞こえていました。

01/11 お歌の学芸会

皆さん、Villa Bintang Ubudの光森史孝です。
日本は、また寒波が戻ってきたようですが、インフルエンザ・ウイルスなどに取り付かれないよう、気をつけてください。 ウイルスといえば、永良さん、いつも「ウイルス見張り番」ありがとうございます。みなさん、こちらのウイルス対策もよろしくお願いします。 ところで、今日はバリにあまり関係ない私事ですが、うちのカミサンが、お歌の学芸会に出ます。「まあ、こどものピアノ教室の発表会の大人の歌の教室発表会のようなもの」とは、本人の弁です。 日時、場所は、1月15日午後3時から、神戸ハーバーランドの産業振興センターホール。出演者は約30人。2部に分かれ、うちのカミサンは1部の9番目に歌うそうです。 オペラ〈リナルド〉からアルミナーレの叙唱とアリア「私を泣かせてください」で、作曲はヘンデルで、これは一昨年、テレビドラマのテーマソングになっていたので、多くの人になじみがあるようです。イタリア語で歌うんだそうです。 幸か不幸か、私はバリに居ますので、聴きに行けません。お時間のある方は、のぞいてやってください。決して強制は致しません。はい。 そうそう、これはバリに関係ありそうですが、衣装はバリのワンピースとストールだそうです。反省会には白いクバヤを着ていくとか言ってます。重ねて強制はいたしません。 どうも、失礼しました。よろしくお願いします。

01/20 ロングステイの増加

 日本人の海外ロングステイについて研究しているという東大の若い研究者が昨日、ビラ・ビンタンへ訪ねてきました。日本の旅行会社が企画したロングステイ下見ツアーに、くっついて初めてバリ島へ来たとか。 話しているうちに「あ、テレビで見ました・・」。そういえば先週、JTBが企画した下見ツアーで実際にビラ・ビンタンに宿泊された千葉県のご夫婦も「テレビで見ました・・・」。現在、ウブドに滞在中の神戸のご夫婦も「光森さんのテレビを見てロングステイ先をウブドに決めました」とのこと。 なにやら有名人になったようで、こそばゆい感じです。
 テレビ(2004年10月、テレビ東京、テレビ大阪などで放映。「憧れ!!夫婦で海外ロングステイ」という番組)に偶然、出演したことで、このあたりでは、私は「昼寝おじさん」で通っているんですが・・・
 テレビの話は、ともかく、今日の本題はロングステイです。先述したご夫婦は、昨年春に定年退職し、これからチェンマイ、ペナン、キャメロンハイランドなど、いま日本で人気の場所を1年がかりで巡り、最終的なロングステイ先を決めるとのこと。 東大の彼女も、同じ場所を回って人に会い、論文をまとめるということでした。
 このところ、私の周辺でもロングステイの人たちが増えています。ビラ・ビンタンには、1年間の契約で年配の男性が一人で宿泊。友人の一人は30分ほど離れた村に部屋を借りて数ヶ月の滞在。 先に書いたご夫婦も半年近くのウブド暮らし・・・・などです。
 団塊の世代が定年を迎えるのを当て込んで、旅行社は、このところ、ロングステイ説明会の開催、下見ツアーの企画に熱心なようです。鈴木靖峯さんも永年のウブド暮らしの経験をかわれて、東京で開催される説明会に招かれるほど。
多い会場では300人のもの人が集まったとか。
 欧米の人たちは現役、リタイヤ組を問わず海外で長期休暇を過ごすという文化を持っていたようですが、ようやく日本にも、ロングステイ文化の風が吹いてきたのでしょうか。

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